月別アーカイブ: 2019年2月

高齢者を自動運転車で送迎 兵庫で実証実験

高齢者を自動運転車で送迎 兵庫で実証実験

大和ハウス工業、日本工営などは兵庫県三木市などと共同で、高齢者の多い同市の住宅団地「緑が丘ネオポリス」および隣接する「松が丘ネオポリス」の一部エリアで、自動運転車による送迎サービスの実証実験を2月16日から22日まで実施する。市街地公道で自動運転によるコミュニティ内移動サービスを行うもの。
緑が丘ネオポリスは高齢化率約40%で、徒歩での移動や車の運転が困難な高齢者の外出を支援するサービスとして実用化を目指す。外出の手段を持たず、自宅に籠りがちの高齢者の健康増進も促す。

近畿日本ツーリスト首都圏 3/7高齢要介護者対象のツアー

近畿日本ツーリスト首都圏 3/7高齢要介護者対象のツアー

KNT-CTホールディングス(本社:東京都新宿区)のグループ会社、近畿日本ツーリスト首都圏(本社:東京都新宿区、以下、KNT首都圏)は、成田空港活用協議会・(公社)千葉県観光物産協会・ちばプロモーション協議会と連携して、3月7日に高齢要介護者や肢体不自由者を対象とした、リフト付き大型バスで行く「早春の成田山新勝寺参拝と小江戸・佐原さわら雛をめぐるモニターツアー」を実施すると発表した。
同ツアーは、KNT-CTホールディングスグループが推進する「誰もが平等に楽しめる旅行商品・サービスの創造に向けた取り組み(ユニバーサルツーリズム推進活動)」の一環。日帰りで旅行代金は9800円(大人・子供同額)。添乗員同行。集合:JR上野駅・公園口、8時30分出発、解散:JR上野駅、17時30分の予定。

外国人技能実習・留学生らの日本語スピーチ大会

外国人技能実習・留学生らの日本語スピーチ大会

滋賀県栗東市で2月17日、日本語教室を運営するボランティア団体が主催する、技能実習や留学などで来日した外国人による日本語のスピーチ大会が開かれた。
この大会は毎年開かれているが、今年はインドネシア、ベトナムなどのアジアや南米の5カ国の15人が参加。普段の生活で感じていることなどを6分の制限時間の中で、日本語でスピーチした。
2年ほど前にインドネシアから来日した技能実習生のレノ・タンティヨニさんは流ちょうな日本語で「小さな国である日本が発展したのは、他人の仕事を手伝ったり、効率よりも品質を重視したりするからだろうと思いました」とスピーチし、大きな拍手を受けていた。

三思会 初の海外拠点としてミャンマーにクリニック開設

三思会 初の海外拠点としてミャンマーにクリニック開設

社会医療法人社団 三思会(所在地:神奈川県厚木市)はこのほど、ミャンマー・ヤンゴン中心部のバハン地区に海外初の拠点となる健診クリニック「ヤンゴン・ジャパン・メディカルセンター」を開所した。同センターの敷地面積は約670㎡。
日本の医療法人として初めてミャンマー投資委員会(MIC)から認可を取得した。日本人医師、スタッフが常駐し、受付から診察、診断、会計まで日本語で受診できる。
三思会は神奈川県内で病院、介護施設などを運営、展開しており、ミャンマーで2018年、現地合弁会社を設立。同センター開設準備を進めていた。ミャンマーで現在、日本人医師が常駐する医療施設は同センターのみという。

日本郵便 終活紹介サービスエリアを東京都全域に拡大

日本郵便 終活紹介サービスエリアを東京都全域に拡大

日本郵便(本社:東京都千代田区)は2月19日から、「終活紹介サービス」の試行エリアを現行の41局から東京都全域の1466局に拡大すると発表した。
これは同社が終活支援を行っている関連業者と連携し、2018年10月から東京都江東区内の郵便局で行っているもの。葬儀、墓、相続手続き、民間介護施設案内等、顧客ひとり一人のニーズに応じて本人や家族へ終活支援を行っている事業者を紹介するサービス。
終活支援関連業者:鎌倉新書、相続関連事業者:エスクロー・エージェント・ジャパン信託、日本ATM、民間介護施設関連事業者:エイジプラス。

ローソン 岐阜・各務原市と高齢者の見守りで連携

ローソン 岐阜・各務原市と高齢者の見守りで連携

大手コンビニエンスストア、ローソン(本社:東京都品川区)は2月19日に岐阜県各務原市と高齢者の見守りで連携する「かがみはら安心ねっとわーく」協定書を締結する。
これにより、各務原市内のローソン17店舗(2019年1月末現在)では、日常の店舗営業の中で高齢者の異変に気付いた際の市役所への連絡や、市役所から提供された情報に基づく行方不明者の発見・保護への協力等を行い、市民の安心・安全なまちづくりのために貢献していく。
ローソンが岐阜県内の自治体と高齢者の見守り協定を締結するのは今回が初めて。

アース製薬 ヘルパー支援で介護用品市場に参入

アース製薬 ヘルパー支援で介護用品市場に参入

アース製薬(本社:東京都千代田区)は、介護者を助けるブランド「ヘルパータスケ」を新たに立ち上げ、”ひとを助けるあなたを、助ける。”をコンセプトにした口腔ケア商品・排泄臭対策商品・除菌対策商品を2月20日から新発売する。
ヘルパータスケは、介護者の不満や不便を解消するため、商品のラインアップの強化を図っていく。

非正規職員にボーナス認める判決 大阪高裁

非正規職員にボーナス認める判決 大阪高裁

大阪府高槻市の大阪医科大学で研究室の秘書として時給制の非正規雇用で働いていた50代の女性が、仕事内容が同じ正規職員と賃金の格差があるのは不当だと訴えた裁判で、大阪高等裁判所はボーナスの支給を認める判決を言い渡した。
2月15日の2審の判決で大阪高裁の江口とし子裁判長は、「就労していることに支払われる対価」として、ボーナス分など100万円を支払うよう大学側に命じた。非正規雇用の労働者にボーナスを認める画期的な司法判断となった。

外国人材受入れ相談窓口整備で自治体に財政支援 法務省

外国人材受入れ相談窓口整備で自治体に財政支援 法務省

法務省は、4月から改正入管法に基づき始まる外国人材の受入れ拡大に合わせ、相談窓口を整備する自治体ごとに1,000万円を上限に財政面の支援を行ことになった。今後自治体の要望も踏まえ、3月中旬をめどに具体的な金額を決定する。
全国の都道府県や政令指定都市、外国人が多く暮らす、およそ40の市・区・町は現在、多言語での対応など受入れに必要な外国人の相談窓口の整備を進めている。法務省は4月以降、相談窓口を円滑に運営してもらうために追加の支援も行う方針だ。

東電HD 介護施設の「スマート見守りサービス」実証実験

東電HD 介護施設の「スマート見守りサービス」実証実験

東京電力ホールディングス(本社:東京都千代田区、以下、東電HD)とオリジンワイヤレスジャパンは2月12日から、介護施設を対象とした「スマート見守りサービス」の実証実験を開始した。
このサービスの特徴は、最新センサー技術の導入により、介護施設の各居室に居住する利用者の動作や呼吸の状況の検知・通知が可能になること、また特段の工事が不要で簡単に導入できる点。
オリジンワイヤレス社が開発したWi-Fiセンサー技術(TRM)を搭載した端末「Origin-Bot」を各居室内のコンセントに設置することで、Wi-Fi電波の変化の状況から、居室内での動作や呼吸の状況をリアルタイムに検知することが可能になるという。
実証実験は東電さわやかケアポートとしま(所在地:東京都豊島区)で2月12日から3月31日まで実施する。