月別アーカイブ: 2018年7月

積水ホームテクノ 介護用大型ユニットバス「KGS-F」受注開始

積水ホームテクノ 介護用大型ユニットバス「KGS-F」受注開始

積水ホームテクノ(本社:大阪市淀川区)は、介護用入浴機器の設置に対応した大型ユニットバス「KGS-F」の受注を開始した。排水性能や床の耐荷量の向上により、複数の機械浴槽設置を可能にしたほか、最大3㍍×6㍍の大空間の実現や、柱・梁欠きにも対応するなど、施設ごとのプラン設計に対応しやすくなった。
工期も従来のユニットバスと同等かそれ以下の3~4日で施工が可能。7月10日から受注開始し、2019年1月末から納入開始の予定。2019年度で150台の販売を見込む。

エーザイなど BAN2401でアルツハイマー病の症状悪化抑制を証明

エーザイなど BAN2401でアルツハイマー病の症状悪化抑制を証明

エーザイ(本社:東京都文京区)とバイオジェン・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)は7月6日、早期アルツハイマー病の856人を対象とした抗アミロイドベータプロトフィブリル抗体BAN2401の臨床第Ⅱ相試験(201試験)で、事前設定した重要なエンドポイントを達成するトップライン結果を取得したと発表した。
これによって、臨床症状および脳内アミロイドベータ蓄積の両エンドポイントで疾患修飾効果を世界で初めて後期臨床試験で実証したとしている。

エア・ウォーター 介護入浴装置「シャワーオール」新発売

エア・ウォーター 介護入浴装置「シャワーオール」新発売

エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は安全・安心に自立度の高い入浴ができる、畳一畳分のコンパクトな設計の介護用入浴装置「シャワーオール」を開発し、2018年7月10日から販売開始する。
同装置の仕様は、寸法:D1160×W740×H1090mm(突起部除く)で、重量約48kg。材質は本体:FRP(繊維強化プラスチック)、座面マット:発泡EVA、カーテン:ターポリン。シャワーノズル11個。税抜き本体価格は126万円。
シャワーオールは、センシング技術による水漏れ防止機能(オプション)を備えており、経済産業省厚生労働省が公表した「ロボット技術の介護利用における重点分野」の「入浴支援」に該当する製品であることから、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の2016年度「ロボット介護機器開発・導入促進事業」に採択されている。

特養の整備は計画の7割どまり 地価・建設費高騰で

特養の整備は計画の7割どまり 地価・建設費高騰で

日本経済新聞社の調査によると、2015~2017年度に全国で整備された特別養護老人ホーム(特養)が、計画の7割にあたる4万5000床にとどまったことが分かった。地価や建設費が高騰し、介護人材確保も難しいことなどがその要因。
政府は特養の待機者を2020年代初頭までに解消する目標を掲げるが、その実現は全く見通せない。

サントリーHD オンライン診療導入 社員が在宅で受診可能に

サントリーHD オンライン診療導入 社員が在宅で受診可能に

サントリーホールディングスは7月4日、社員の家族が在宅で医師の診察を受けられる仕組みを導入すると発表した。サントリーHDがITを活用した診療システムのインテグリティ・ヘルスケア(東京都中央区)と提携。同社のシステム「ヤードック」を導入した医院の患者であれば、タブレット端末で遠隔診療を受けられる。
10月から名古屋市と福岡市でサントリーHDや子会社の社員の親(75歳以上)の約100人を対象に始める。今後、対象地域を広げていく。社員の親の健康管理をしやすくして、介護離職防止へ向け、介護などへの不安を取り除くのが狙い。
サントリーHDによると、同社では毎年約10人が親の介護を理由に離職し、9割の社員が介護に不安を感じているという。

初の介護技能実習生が来日 中国女性2人

初の介護技能実習生が来日 中国女性2人

介護職で初の外国人技能実習生となる中国人女性2人が7月1日、中国・大連から福岡空港に到着した。来日したのは柴艶紅(し・えんこう)さん(41)と簡雪梅(かん・せつばい)さん(47)の2人。同空港の国際線ターミナルで、受け入れ先のメープルウェルサービスの関係者らが出迎えた。2人は宮崎県内の施設で今後5年間勤務し、日本の介護技術を学ぶ予定。
日本で専門的な介護技術を学んだうえで、中国での介護水準の底上げに役立ててもらうのが狙い。今回を皮切りに、各地で介護技能実習生の受け入れが続く見通し。

三谷産業 病気治療と仕事の両立支援制度開始

三谷産業 病気治療と仕事の両立支援制度開始

三谷産業(本社:石川県金沢市)は7月1日付で、病気を患いながらも働く意欲のある社員が安心して治療に取り組めるように、治療と仕事の両立を支援する制度を開始した。
3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)、もしくは難病法に基づく指定難病に罹患する社員を対象に柔軟な勤務形態を設定できる制度を整備した。また、治療のために長期入院・自宅療養が必要となり、一定期間休業する場合に、積み立てておいた有給休暇を所定日数に加えて取得できる制度を新設した。

保育士不足で204認可保育園で受入定員減らす

保育士不足で204認可保育園で受入定員減らす

朝日新聞の調査によると、今年4月時点で保育士不足を理由に少なくとも全国24自治体の204の認可保育園で受け入れる子どもの数を減らしていたことが分かった。
同新聞の2017年の調査では、保育士が確保できず、定員を減らすなどとした認可保育園は15自治体118園だった。調査自治体が一部異なるが、保育士不足が深刻さを増していることがうかがえる。
同新聞は今年5月、全20政令指定市と東京23区の、昨年4月時点で待機児童が100人以上いた44市町村の計87自治体を対象に調査。札幌市、千葉市、横浜市、東京都葛飾区、高松市を除く82自治体から回答を得た。

ライオン 介護現場の「独特で不快な臭気」の原因特定

ライオン 介護現場の「独特で不快な臭気」の原因特定

ライオン(東京都墨田区)はこのほど、介護現場の「独特で不快な臭気」について、研究の成果を発表した。同社によると①乾燥尿由来のキー成分とパラクレゾールが、加齢臭や皮脂臭などの体臭が混ざることで「独特で不快な臭気」になる②キー成分パラクレゾールは、尿に含まれるリン酸塩などの無機成分が共存することで落としにくくなることから、リン酸塩が溶解する酸性条件で洗浄することで尿臭衣類の「独特で不快な臭気」が低減することを確認した-などの知見を得たとしている。

パラマウントベッド 体圧分散性に優れた医療・介護マットレス

パラマウントベッド 体圧分散性に優れた医療・介護マットレス

パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は、優れた体圧分散性とマットレス上での動きやすさを兼ね備えたリバーシブルタイプの医療・介護用マットレス「エバーフィットC3マットレス」を開発した。累計60万枚の販売実績を持つ「エバーフィットマットレス」の後継機種として、2018年7月2日に発売する。
製品ラインアップは通気・通水性を持ち丸洗いが可能な「通気タイプ」、カバー表面が耐薬品・防水性に優れ清拭消毒に対応する「清拭タイプ」、清拭タイプの機能に加え床ずれ要因の一つといわれる蒸れを軽減する機能も備えた「ドライタイプ」の3種類を用意。
販売目標は年間5万枚。価格は6万7000~8万5000円(税別)。