月別アーカイブ: 2019年11月

和歌山県が「就職氷河期」世代 を採用へ、来年度中に試験実施

和歌山県は11月5日、「就職氷河期」世代を対象にした正規職員の採用試験を来年度中に実施、5人程度採用すると発表した。対象は昭和50年4月2日から昭和60年4月1日までに生まれた人で、採用される2021年4月の時点で過去1年間、正規雇用で就労しておらず、正規雇用で働いた期間が合わせて3年以下の人。

大阪市が公園に保育所整備へ 浪速区で事業者公募開始

大阪市は保育に対する多様なニーズに応えていく必要があるとして、市の中心部にある浪速区の浪速公園に新たに保育所を整備することを決め、施設を設置・運営する事業者の公募を始めた。公募の条件に、施設の定員を100人以上とし、このうち0歳児から2歳児までの定員を40人上とすることや、公園の魅力や機能の向上につながる提案を行うことを盛り込んでいる。                                                                                           大阪市が公園に保育所を設置するのは初めてで、2020年の2月ごろに事業者を決定したうえで、2021年4月の開設を目指すとしている。大阪市の保育所の待機児童は2019年4月1日時点で過去最少の28人まで減少したが、このほかに希望する施設に入れないことなどを理由に、あえて施設を利用しない児童らが2,000人余りに上っているという。

キリンHD・電通 健康事業で新会社「INHOP」設立

キリンホールディングス(本社:東京都中野区)と電通(本社:東京都港区)は10月31日、キリンの独自素材「熟成ホップエキス」の健康機能を起点として、ホップの価値を様々なシーンで提供するプラットフォームを構築するため、「INHOP(インホップ)株式会社」を10月15日に設立したと発表した。この活動を通じて健康課題を中心とする、認知症、生活習慣病対策など社会課題の解決を目指 す。 す。                                                                                                                           INHOP(所在地:東京都中野区)の資本金は900万円で、出資比率はキリンHD51%、電通49%。ホップを用いた商品(主に食品)の製造・販売および「熟成ホップエキス」のブランディング等を手掛ける。

ローソン 介護拠点併設型店舗を千葉市に開店、フレイル予防も

ローソン(本社:東京都品川区)は10月31日、千葉市のUR高洲第二団地にある少子高齢化対応拠点施設「ウェルキャビン稲毛海岸」内に11月7日、東京海上日動ベターライフサービス(本社:東京都世田谷区)が運営する介護相談窓口を店内に併設した、介護拠点併設型店舗(ケアローソン)を開店すると発表した。同店舗は、隣接する訪問介護・訪問看護ステーションの専門家(ケアマネジャー・看護師など)と連携し、健康寿命延伸や「フレイル」予防に取り組む。

大阪市 鶴見区に4カ所目の児童相談所 令和8年度に開設へ

大阪市は市内で4カ所目となる児童相談所を鶴見区に設置する方針を決め、令和8年度中の開設を目指すことになった。鶴見区今津南にある市が管理するおよそ2,400㎡の土地に設置する。10月30日開かれた戦略会議で現在、児童相談所がない市の東部のエリアであることや、交通アクセスの良さなどから最適と判断した。今後、住民への説明会などを行い、地域の理解を得て正式決定する。

日本生命 子会社が企業主導型保育所事業強化、新たに3社展開も

日本生命保険(本店:大阪市中央区)は10月30日、保育事業者大手のグローバルキッズが運営する「えんマッチ」事業を、子会社のライフケアパートナーズが会社分割(吸収分割)により、事業承継することで基本合意書を締結したと発表した。えんマッチ事業は、首都圏を中心にグローバルキッズが支援する企業主導型保育所の空き状況を、企業の担当者が把握できるサービス。                                                                                 具体的には2020年1月に事業承継することに加え、日本生命からライフケアパートナーズに2億円を追加出資し、3社の事業として展開を進めていく。

三井住友海上など福井・鯖江市と高齢ドライバー事故ゼロへ共同取組

福井県鯖江市、三井住友海上火災保険およびMS&ADインターリスク総研は10月30日、「高齢ドライバー事故ゼロ」社会実現に向けた共同取組の開始に合意したと発表した。2019年12月末までに鯖江市が運営する、同市在住の60歳以上の方を対象に健康寿命の伸長を図ることを目的とした生涯学習施設、”高年大学”の受講生を対象に、①スクリーニングサービス②運転診断機能付き・ドライブレコーダーサービス-の安全運転プログラムの提供を開始する。

NTT西日本 福井市とICT利活用による地域活性化連携協定締結

福井市とNTT西日本(本社:大阪市中央区)は10月30日、ICTを活用した地域の更なる活性化とまちづくりの促進を目的としてICT連携協定を締結すると発表した。「みんなが輝く 全国に誇れる ふくい」の実現に向け、住民生活の質向上、生産性向上と持続的な都市・社会の実現を目的とした、将来的な「スマートリージョン」実現を視野に入れた取組を推進することで、両者が合意したもの。

造船・舶用「特定技能」フィリピンで初「溶接」試験のみ実施 国交省

国土交通省はこのほど、新たな在留資格「特定技能」で造船・舶用工業分野で初となる特定技能技能1号試験(溶接)を11月28日にフィリピンで行うと発表した。カビテ州で学科と実技の試験を実施する。定員20名。試験を実施するのは同分野の6つの業務区分のうち「手溶接」のみ。受験申込受付は10月28日から11月8日。会場の定員に達し次第、申込受付を終了する。