技能実習制度について
― 制度の概要と当社の対応について ―
技能実習制度は、日本の技術・技能・知識を開発途上国等へ移転することを目的とした制度で、外国人が一定期間日本の企業や施設で実習生として働くことができる在留資格です。介護分野では2017年より技能実習が可能となり、多くの事業所で実習生が受け入れられています。
技能実習制度の特徴
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目的は「技能の習得」であり、原則として実習終了後に母国に戻ることが前提となっています。
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在留期間は最長5年で、段階的に技能レベルを確認しながら延長されます。
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日本語力や介護知識についての要件は比較的緩やかですが、受け入れ先には指導や生活支援の義務があります。
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制度の性質上、「即戦力人材」としての活用には制限がある場合もあります。
技能実習制度の特長とメリット
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制度が整備されており、導入が比較的容易。監理団体を通じた受け入れ体制で安心。
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国際貢献という社会的意義。技術移転を通じたCSR/SDGs評価。
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一定期間で交代するため、計画的な人員管理が可能。
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特別な資格不要でハードルが低く、早期就労が可能。
ただし、技能実習はあくまでも「実習」であり、長期的な戦力としての雇用には制限があります。長期的な雇用や専門性を重視される場合は、「在留資格:介護」や「特定技能」の方が適していることもございます。
当社では、長期的に就労が可能な在留資格「介護」や、一定のスキルと日本語力を有する「特定技能」人材のご紹介を専門としておりますため、技能実習のご紹介は行っておりません。事業所様のニーズや方針に応じて、他制度との違いも丁寧にご説明いたします。
安定した人材確保には「介護」または「特定技能」がおすすめです。当社では、日本での就労を希望する意欲の高い人材を中心にご紹介しております。即戦力性・継続雇用・生活安定などを重視される事業所様には、在留資格「介護」や「特定技能」のご活用をぜひご検討ください。