外国人介護留学生について
― 日本で介護福祉士を目指す意欲ある人材 ―

日本の介護分野において、外国人留学生による人材育成の取り組みが注目を集めています。
介護留学生とは、日本国内の介護福祉士養成施設に通い、国家資格取得を目指す外国人学生のことを指します。

介護留学生の主な特徴

  • 目的意識が高く、国家資格を目指して学習中 介護留学生は、日本の福祉・介護の専門学校に通いながら、日本語や介護知識を日々学んでいます。卒業後は介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができ、合格すれば「在留資格:介護」へ移行し、長期就労が可能になります。
  • 学業と両立できる範囲でのアルバイト就労 留学生は在留資格「留学」で滞在しており、週28時間までのアルバイトが認められています(長期休暇中は週40時間まで)。そのため、養成施設で学びながら、介護施設等で現場経験を積むことも可能です。
  • 将来的に「介護福祉士」として長く活躍 介護留学生は、日本語や文化にも理解を深めつつ、専門性の高い人材として育成される過程にあります。国家資格取得後は、日本人職員と同様に、長期的な雇用・キャリアアップが可能です。

介護留学生が働ける主な職場

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム):日常生活のサポートや見守りなど、基本的な介助業務を担当。
  • 介護老人保健施設(老健):医療・リハビリが必要な高齢者のケアを行う施設で、介護スタッフとしてサポート可能。
  • 有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住):比較的自立した高齢者の生活支援や見守りが中心。
  • デイサービスセンター(通所介護):送迎、レクリエーションの補助、食事介助などを担当。
  • グループホーム:認知症の方が少人数で暮らす家庭的な環境での生活支援を行う。

勤務時間の制限(重要)

週28時間以内(授業期間中)
週40時間以内(長期休暇中)

これらの制限を超えて働くことはできません。事前に「資格外活動許可」を取得する必要があります。

従事できる業務の内容

  • 食事、排泄、入浴などの身体介助
  • 移動や見守り、話し相手などの生活支援
  • 環境整備(掃除、洗濯など)
  • レクリエーションの補助
  • ※医療行為や複雑な記録業務など、資格が必要な作業は基本的に担当できません。

介護留学生の受け入れをお考えの事業所様へ

介護留学生は、将来の介護福祉士として、学習意欲・就業意欲ともに高い人材です。アルバイトとして受け入れることで、施設の雰囲気や業務に慣れてもらうことができ、卒業後の就職にもスムーズにつながります。

  • 教育の手間が少ない
  • 将来的な戦力を育てられる
  • 留学生との信頼関係を築ける

当社では、外国人介護留学生の紹介・斡旋も行っております。介護事業者様のニーズに合わせて、外国人材全体に関する制度説明や、特定技能人材、在留資格「介護」の人材のご紹介をさせて頂きます。

介護留学生の雇用・支援に関するご質問も、お気軽にご相談ください。