高齢者統計

高齢者に関する統計
就労を希望する高齢者は約7割 60歳以上の高齢者に何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか聞いたところ、「働けるうちはいつまでも」が28.9%と最も多く、次いで「65歳くらいまで」「70歳くらいまで」がともに16.6%となっており、就労を希望する高齢者の割合は71.9%となっている。(図1参照)
高齢者の就業者数807万人で過去最多 14年連続増加
総務省のまとめによると、9月15日時点の65歳以上の2017年の高齢者の就業者数は前年比37万人増の807万人で過去最多を記録し、14年連続増加した。20代の若年労働者の就業者・率の低減に伴い、企業側が健康で意欲のある高齢者による人手確保を念頭に置いているため。就業している高齢者の39%にあたる316万人がパートなどの非正規雇用で、この人数は2007年の2.2倍となっている。
総人口の28%・3557万人が高齢者、5人に1人が70歳以上
総務省は9月16日、「敬老の日」を前に65歳以上の高齢者の推計人口を公表した。これによると高齢者は9月15日時点で前年同期を44万人上回る3557万人となり、総人口に占める割合は過去最高の28.1%となった。
このうち70歳以上は2618万人に上り、全体に占める割合は初めて20%を超え、20.7%となった。団塊の世代(1947~49年生まれ)が70歳を迎え始めたことから急上昇、5人に1人が70歳以上という時代に突入した。また、女性の高齢者人口が初めて2000万人を超えた。
総人口は前年比27万人減の1億2642万人で、2011年以降、減少が続いている。高齢者数を男女別にみると、男性は1545万人で男性人口に占める割合は25.1%、女性は2012万人で女性人口に占める割合は31.0%だった。
政府・与党が近くまとめる経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案には2024年には史上初めて「50歳以上の人口が5割を超え『2024年問題』を迎える」と急速に進む高齢化に危機感を表明。2018年6月5日