神戸市が認知症事故補償制度 19年4月から運用開始

神戸市が認知症事故補償制度 19年4月から運用開始

神戸市議会は12月5日、認知症の人が関係する事故で多額の賠償を求められた家族を救済する神戸市独自の制度を賛成多数で可決した。この結果、2019年4月からこの制度の運用が始まることになった。
同制度は、認知症の人が事故などを起こして賠償を求められた場合、責任の有無を問わず本人や家族に最大で3,000万円の給付金を神戸市が支給するとしている。さらに市が行う検診で事前に認知症と診断されていた場合は、民間の損害保険を活用して給付金と合わせ最大で2億円まで補償するとしている。
神戸市は制度の運用に先立って、2019年1月から認知症の検診を始める。