認可外保育所の4割余 国の基準満たさず

認可外保育所の4割余 国の基準満たさず

厚生労働省のまとめによると、全国にある認可外保育所のうち、全体の4割余りが健康診断を行っていない、緊急時の対応を決めていないなど国の基準を満たしていなかったことが分かった。
昨年度行われた調査で、全国4338の施設のうち全体の45%、1934の施設で国の基準を満たしていなかった。多かったのは、子どもの健康診断を行っていなかった施設、災害など緊急時の対応を決めていなかった施設、子どものいる場所の近くに危険なものが置かれるなど安全の確保が不十分だった施設などが続いた。
都道府県などは原則年に1度、立ち入り調査を行っており、国の基準を満たしていなかった施設に対して指導を行っている。繰り返し改善を求めても従わない場合には、施設の閉鎖を命令することになる。