若年認知症発症で離職7割超え、継続雇用わずか1.8%

若年認知症発症で離職7割超え、継続雇用わずか1.8%

「認知症介護研究・研修大府センター」(愛知県大府市)が、若年認知症の人とその家族を対象に実施した2014年度調査結果によると、発症前と同じ職場で引き続き働いている人はわずか1.8%に留まることが分かった。逆に退職した人は66.1%に上り、解雇された人は7.7%だった。
この2つを合わせると7割を超え、若年認知症を発症すると多くの人が職場から離れざるを得ない実態が浮き彫りになった。一方、認知症になってからの世帯の収入状況は、「減少した」が約6割を占め、「変わらない」は3割弱だった。